かつては北海道の長い冬に終わりを告げる魚だったが、近年は不漁。
 春
 背肉を干した身欠きニシンは米のとぎ汁でもどすとうまみが良く出る。

 にしんの甘露煮
(四人分)身欠きにしん2尾(片身4枚)、(A)…出し汁500cc、酒100cc、砂糖大さじ6、濃口醤油70cc
1.鍋にAを合わせて煮立てる。 2.ここに戻した身欠きにしんの水気をよく切って加え、紙の落とし蓋をして弱火で煮る。煮汁が半量になったら、そのまま一晩置いて、味を含ませる。 3.翌日再び火にかけて、しばらく煮たら火からおろして冷まし、また火にかけて煮詰めるを繰り返して、煮汁を最初の1/3ぐらいまで煮詰める。
にしんの木の芽焼
(四人分)にしん(生)1尾、木の芽・人参・大根各適量、A…しょうゆ大さじ4、みりん大さじ3、砂糖大さじ2
1.にしんは頭を切り落とし、3枚におろす。食べ易い大きさにそぎ切りにする。 2.Aに粗く刻んだ木の芽を加え、1を並べて約30分漬ける。 3.焼き網でにしんの両面を焼き、時々Aのつけ汁を塗って色よく仕上げる。 4.器に盛り、飾り切りにして煮た人参、大根を添える。