イセエビには、他の近種にカノコイセエビ、シマイセエビがいる。エビの中でも最高級品扱いで、祝儀用としても良く利用されている。茨城県の太平洋岸から台湾にかけて分布するが、日本海側には殆ど生息していない。
 
 

 イセエビの具足煮
(二人分)イセエビ1尾、しょうが2片、みりん少々、木の芽少々(A)酒カップ3、しょうゆカップ1、砂糖カップ1、水カップ1
1. イセエビは頭からタテ半分に切る。 2. (A)の調味料を合わせてひと煮立ちさせ、しょうが1片を薄切りにして入れる。 3. 2.に1.のえびを入れて煮立て、火を止める直前にみりんを入れる。 4. えびを形良く器に盛り、木の芽を天盛りにする。残りのしょうがを針しょうがにして添える。
イセエビの肉巻き揚げごまソース
(四人分)イセエビ(冷凍ロブスターでもよい。約500g)1尾、くわい缶詰60g、豚バラ肉(1mm厚さの薄切り)200g、黒のり1枚、大葉青じそ12枚、卵1個、レタス1/2個、パセリ1束 [たれ]    しょうゆ大さじ2・1/2、酢大さじ1、砂糖 大さじ1・1/3、炒辣豆板醤大さじ1/2、芝麻醤大さじ2、ねぎのみじん切り20g [糊]    卵1個、水大さじ2、塩小さじ1/4、片栗粉大さじ8、片栗粉適量、油適量 
1. イセエビは、頭と胴体の間からナイフを頭側に向けてさし入れて回し、頭と胴体をはずします。尻尾を切り落として、殻ごと縦二つ割りにして蒸す。これを12等分します。 2. くわいは細切りに、大葉青じそは二つ割りに、バラ肉は12枚に分けます。 3. 熱したなべに薄く油をひき、いったん火からなべを離し、溶きほぐした卵をなべ肌から回し入れます。なべを大きくまわし、なべ肌に卵をのばしたら火にのせます。片面が焼けたら裏返しにし、火を止め、余熱でサッと焼いて取り出します。2.5×7cmに切り分けます。 4. 黒のりは卵と同サイズに切ります。 5. 糊の材料をよく混ぜ合わせ、粘りを出します。 6. 肉を広げ、全体に糊を薄くのばす。大葉青じそ、糊、卵、糊、黒のりの順に重ね、えび、くわいをのせて、肉で巻き込み、全体に片栗粉をまぶします。 7. イセエビの頭、殻、尻尾は10分間蒸して、油を塗ります。 8. なべにたっぷりの油を入れ、170〜180℃に熱します。6.に残った糊をつけて、二度揚げします。 9. 器にレタスをしき、周囲にパセリをあしらい、7.を形よく添えて、一口大に切った8.を盛ります。 10. たれを混ぜ合わせて添えます